【報告会を実施しました】コンゴ難民の「今」ー緊急人道支援の最前線からー

いつもあたたかいご支援・ご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
2025年4月8日、ブルンジにおけるコンゴ難民支援の最新情報をお伝えする緊急報告会を開催しました。
ぜひYouTubeでアーカイブ動画をご覧ください。
▼報告会の動画はこちら:
報告会あらすじ:ブルンジ事務所長・川島より報告
2025年1月以降、コンゴ民主共和国東部で反政府武装勢力M23による暴力侵攻が激化し、5,000人以上が犠牲となり、多くの人々が家を失い、隣国ブルンジへと逃れています。一方で、難民キャンプの環境も悪化し、戦闘の続くコンゴに戻らざるを得ない難民もいます。
テラルネッサンスは、ブルンジに逃れたコンゴ難民への緊急支援活動を行っています。ムセニ難民サイトには7千人の収容人数を優に超える2万人の難民が暮らしており、その数も増加しており、現地の状況は深刻です。特に子どもたちは、心の傷を抱え、厳しい環境下で生活しています。私たちも家族と離れ離れになってしまった人、大切な人を目の前で殺された人、性暴力にあった子どもたちと出会いました。
子どもたちにコンゴでの思い出を絵に描いてもらうように頼むと、ほとんどの子どもは、母親が殺されたシーンのように、具体的な戦闘の場面を描いてくれました。

目の前で苦しんでいる人がいて、何もしない方がむしろ辛い。難民たちから話を聞いているだけで何もできないことが本当に辛くて、少しでも良いから何かをしたいと強く感じました。
私たちは、ムセニ難民サイトで約200名の難民の子供たちを対象に、心のケアを目的としたカウンセリング活動や生活環境改善のための物資配布を実施してきました。しかし、支援はまだ十分ではありません。
避難サイトに暮らす人に必要なものを聞くと、一番必要なのは平和だと話してくれました。しかし、平和が訪れるまで、彼らが生き延びるために、私たちは食料、水、毛布、衛生用品などの物資を提供し続けなければなりません。また、中長期的な支援として、職業訓練などの自立支援も必要です。
皆さまのあたたかいご支援が、コンゴ難民の希望となります。
- 2,500円で、ブルンジ滞在を希望するコンゴ難民家族7名の家賃1ヶ月分を支援できます。
- 5,000円で、難民の子どもたちの洋服3セット(Tシャツ3枚・スカートまたはズボン3枚)を支援できます。
- 15,000円で、難民の生活環境改善物資セット(毛布、石鹸など)を1つ届けることができます。
テラ・ルネッサンスは、今後もコンゴ難民への支援活動を継続していきます。皆さまのご支援が、私たちの活動を支える力となります。
皆さまのあたたかいご支援を心よりお待ちしております。
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
海外事業部 ブルンジ事務所長 川島綾香
コンゴ緊急人道支援にご支援ください。

コンゴ民主共和国東部での反政府武装勢力M23の武力侵攻を受け、
私たちの事務所のあるブカブ市も、M23に制圧されました。
一人でも多くの命と暮らしを守るために、
被害を受けている方々への緊急人道支援を速やかに実施します。
そのためには、資金が必要です。
どうか私たちの活動を寄付という形でご支援いただけないでしょうか。
詳細・ご寄付はこちら:https://readyfor.jp/projects/peaceforcongo
Vポイント(旧Tポイント)・PayPayでのご寄付はこちら:https://donation.yahoo.co.jp/detail/5449003