【ミャンマー地震 緊急レポート】サガイン地域、想像を絶する惨状。今、私たちにできること。
(2025年4月11日 現地より特派員によるレポート)
皆様、いつもテラ・ルネッサンスの活動にご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。
現在、私はミャンマーの激震地サガイン地域に来ています。3月28日に発生したマグニチュード7.7の地震から2週間以上が経過しましたが、その爪痕は深く、想像を絶するものでした。

[写真1:倒壊した家屋が連なるA区の写真。]
言葉を失う光景
今回、特に被害の大きかった激震地(安全面を考慮し、詳細の地名は避けて表現します)を中心に調査を行いました。
A区では、構造物の約80%が瓦礫と化し、見るもの全てが押しつぶされたように感じました。特に、レンガ造りの建物は無残な姿を晒しています。

[写真2:レンガ造りの建物が「パンケーキ」のように崩れている写真。]
B区では、倒壊した建物は数こそ少ないものの、その被害は経済的な大打撃となっています。地域を支えていた商業施設が倒壊したことで、多くの人々が職を失い、生活の糧を失っています。

[写真3:倒壊した商店。(プライバシー・安全面を考慮し、AIで画像を加工・生成したイメージ図)]
C区では、寺院などの宗教施設が多数倒壊し、人々の心の拠り所も失われてしまいました。住宅の倒壊も深刻で、多くの人々が避難生活を強いられています。


[写真4・5:倒壊した寺院の写真。]
深刻な人道危機
この地震により、多くの方が命を落としました。公式発表されているこの地区での死者数は590人ですが、実際にはそれを大きく上回る可能性があります。
避難所では、食料や水、医薬品などが不足しており、衛生環境も悪化しています。特に、高齢者や子どもたちは深刻な状況に置かれています。

援助を阻む壁
現在、国際的な援助活動は、軍の検問などによって、十分に行われていません。本来支援を届けたい人々に、必要な支援が届けられないという、もどかしい状況が続いています。
それでも、希望はある
このような状況下でも、地元の人々は助け合い、支え合って生きています。私たちテラ・ルネッサンスは、現地の信頼できるパートナー団体と協力しながら、できる限りの支援を行っていきたいと考えています。

[写真7:現地のパートナーとの協働(プライバシー・安全面を考慮し、AIで画像を加工・生成したイメージ図)]
今、このミャンマーで、私たちにできることは限られています。しかし、皆様の温かいご支援があれば、より多くの人々を助けることができます。
皆様からいただいたご寄付は、食料、水、医薬品の提供、避難所の運営、そして、一日も早い復興のために大切に使わせていただきます。
今後の活動について
今後の調査活動の状況や、支援の進捗状況については、随時ご報告させていただきます。
皆様の温かいご支援を、重ねてお願い申し上げます。
追伸
このブログを読んで、少しでも何かを感じていただけたら、ぜひシェアしてください。一人でも多くの方に、この現状を知っていただきたいです。
※活動報告内に掲載したAI生成画像について:
現在のミャンマーでは、個人情報特定のリスクがあり、実際の写真掲載が困難な場合があります。被災地の状況を伝えるための一つの手段として、AIによるイメージ画像を使用しています。他の写真については、安全に配慮した上で実際の写真を使用しています。