【ミャンマー地震 緊急レポート】ザガイン管区からの報告 - 現地パートナー団体との連携による支援活動の様子 (4/25現在)
皆さま、こんにちは。
震発生から約1ヶ月が経とうとしている本日4月25日、今回はザガイン管区での支援活動についてご報告します。テラ・ルネッサンスは、現地の事情に精通し、地域コミュニティに深く根差したパートナー団体と連携して支援を届けています。
ザガイン管区では、4月11日の私たちの調査で、家を失った方々の間で緊急のニーズが高まっていることが明らかになりました。特に、未治療の骨折といった怪我への対応や、過密な一時避難所での感染症リスク、モンスーン期を前にした仮設住居の確保、そして清潔な水と衛生設備へのアクセス(複数のキャンプで下痢の報告あり)が喫緊の課題となっています。
これらのニーズに応えるため、テラ・ルネッサンスは激震地・ザガイン管区で活動する地元のパートナー団体と連携して支援を届けています。
地域に根差したパートナー団体
地元の有力者によって運営されている団体で、地震発生を受けて人道支援のために結成された10名の救援チームと共に活動しています。彼らは地域の状況を深く理解し、強いコミットメントを持って支援にあたってくださっています。


(代表者への活動資金提供の様子)
彼らの活動は、被災された方々の状況に合わせて段階的に進められています。
第1フェーズ:ニーズ把握と初期支援
まず、僧院や尼僧院などを訪問し、どこでどのような支援が必要とされているかを丁寧に調査しました。そして、彼ら自身のネットワーク(お弟子さんや友人)からの寄付も活用し、食料や支援金を可能な限り配布しました。

第2フェーズ:命をつなぐ水と医療
次に、清潔な飲料水の確保が急務であることから、給水ポンプやタンクを購入し、設置する支援を行いました。また、倒壊した建物で被災された方々への支援や、負傷者の治療のために医療チームと連携し、必要な医療費の支援も行っています。これは、私たちが調査で把握した「清潔な水へのアクセス」や「緊急医療ケア」のニーズに直接応えるものです。

第3フェーズ:生活必需品を直接届ける
さらに、特に貧困状態にある被災世帯に対して、お米、油、乾麺、調理済み食品、ござ、毛布、蚊帳、防水シート、ペットボトルの水といった生活に不可欠な物資を直接届けています。家を失い、避難生活を余儀なくされている方々にとって、これらの物資は日々の生活を支える上で非常に重要です。

パートナーシップによる支援の継続を
彼らは「人種、宗教、場所に関わらず、すべての地震被害者を助ける」という強い信念のもと、現在も精力的に活動を続けています。彼らのような地域に根差したパートナーがいるからこそ、本当に支援を必要としている人々に、迅速かつ適切に支援を届けることができます。
テラ・ルネッサンスは、このような現地のパートナー団体による活動を支えるため、皆さまからお預かりしたご寄付(まずはザガイン管区の緊急ニーズ対応支援を実施中)を活用させていただいています。
しかし、支援はまだ道半ばです。モンスーン期が迫る中、安全な仮設住居の確保は待ったなしの状況です。衛生環境の改善や医療支援も継続が必要です。
あなたの支援が、ザガインの希望をつなぎます
現地のパートナー団体が活動を継続し、一人でも多くの被災者に支援を届けられるよう、どうかテラ・ルネッサンスの緊急支援活動にご寄付をお願いいたします。
皆さまからのご支援は、仮設住居の材料、医薬品、衛生用品、食料、そして清潔な水を届けるための活動資金として、大切に活用させていただきます。
ザガインで奮闘するパートナーたちと共に、一日も早い復興を目指して。
引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
緊急人道支援へのご寄付のお願い
■クラウドファンディング実施中(クレジットカード、銀行振り込み、d払い)
https://for-good.net/project/1001944/activity#main-activity-report
どうか、あなたの温かいご支援をお寄せください。一人ひとりの力が、大きな希望の光となります。