震災から5年。岩手・大槌の今と、支援への感謝を伝えたい 欧州3か国の無印良品店舗にて、刺し子ワークショップの開催へ
2016年6月吉日
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
プレスリリース
報道関係者各位
大震災から5年。岩手・大槌の今と、支援への感謝を伝えたい
欧州3か国の無印良品店舗にて、刺し子ワークショップの開催へ
岩手県上閉伊郡大槌町にて、「大槌復興刺し子プロジェクト」を運営するNPO法人テラ・ルネッサンス(事務局:京都府京都市 理事長:小川真吾)では、東日本大震災で甚大な被害を受けた大槌町の女性たちの心理的負担の軽減や、生き甲斐と仕事を生み出すために始めた「大復興刺し子プロジェクト」を通して、2016年3月までに、累計184名の「刺し子さん」に、28,271,941円の加工賃をお支払いしてきました。
「無印良品」を展開する株式会社良品計画が、同プロジェクトの趣旨に賛同下さったことから、2013年より商品の共同製作を開始。これまでに、2013年、2014年と、全国約180店の無印良品店舗にて、コースター・ティマット、ストラップなどの刺し子を施した商品を販売くださいました。また、同社の社員研修として、大槌までお越しいただき、刺し子さんとの交流会を実施するなど、いろいろな形で協働してまいりました。
2016年度はギフトシーズンに合わせて、ポーチとミニバッグの共同制作商品の発売を予定しています。デザインは、テキスタイルデザイナー皆川明さん監修で、「UNI」がモチーフ。UNIは三陸海岸の名産「雲丹」と、つながりを表す「UNITE」を掛け合わせたもので、人とのつながりで刺し子の取り組みがさらに広がっていくように、という想いを込めた柄となっています。
(写真:共同制作商品の制作風景)
その商品が、欧州の無印良品店舗にて販売されることから、刺し子製品の制作にあたる刺し子さん2名(岩手・大槌在住)が、6月23日から7月3日まで、フランス、イタリア、イギリスの3か国を訪問することに。各国の店舗にて、残反を活用したハンカチに「UNI」モチーフの刺し子を施すワークショップを実施する予定です。同時に、刺し子プロジェクトの成り立ちや今までのアーカイブも紹介します。
東日本大震災の被害と向き合いながら、再建を目指す大槌の姿や、各国からの支援のお礼も伝えることができたらと、今回の欧州訪問にあたり、刺し子さんたちは意気込んでいます。
同行するプロジェクトスタッフ・伊藤は「困難から立ち上がった大槌の刺し子さんと共に、古くから東北に残る文化であり、日本の手仕事である刺し子のぬくもりをヨーロッパの方々に伝えることができたら。」と語っています。
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■この件に関するお問い合わせについて
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
大槌復興刺し子プロジェクトプロジェクト 伊藤(イトウ)
TEL / 0193-55- 5368
Mail / ito@terra-r.jp
● 大槌復興刺し子プロジェクトについて
2011年6月に東日本大震災で甚大な被害を受けた大槌町にて、支援に関わっていた5名の東京のボランティアが発足させ、現在は認定NPO法人テラ・ルネッサンスが運営。生活再建、心理社会的負担の軽減、現地雇用の促進などを目的に、東北に根付く「刺し子」を生かした商品を作成・販売。
● 株式会社良品計画
「無印良品」の企画開発・製造から流通・販売までを行う製造小売業として、衣料品から家庭用品、食品など日常生活全般にわたる商品群を展開。生活者の視点から生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要なかたちで作ることを掲げている。
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