プレスリリース/ウクライナ戦争の影響により食料難にあるアフリカ ウガンダ共和国で緊急食料配布を実施
2022年11月7日
現在、アフリカではウクライナ戦争の影響で食料価格が高騰し、燃料や日用品などの生活必需品も軒並み価格が上昇しています。テラ・ルネッサンスが活動を行うウガンダ共和国のカラモジャ地域では、人々が十分な食料を確保することができず、特に高齢者や子どもだけで暮らす世帯などの脆弱な人々は、命の危機に直面しています。
なかでも、カラモジャ地域コティド県では、人口の45%にあたる95,000人が深刻な食料不足に陥っており(引用:Integrated Food Security Phase Classification, 2021)、今年2月からの5か月間で、626人が飢餓により命を落としています(引用:コティド県 2022)。その多くは、高齢者や乳幼児です。食料を購入できないために雑草を食べて飢えを凌ぐなど、深刻な食料難を引き起こしています。
このような状況を受け、テラ・ルネッサンスは、2022年10月18日から19日にかけて、緊急食料支援を実施しました。食料配布の対象は、チャイルドマザー、シングルマザー、障害者、高齢者、未亡人、HIV/AIDS患者、最貧困層などの社会的脆弱層163世帯です。食料配布を実施するなかで、辺境に住んでいることを理由に、これまで援助機関からの食料配布を受け取ったことのない最脆弱世帯が存在することもわかりました。
テラ・ルネッサンスでは、ウクライナ戦争の影響を直接的に受けているカラモジャ地域で、最も脆弱な状況にある人々を取り残さないよう、これからも支援を続けていきます。
<支援実施概要>
期間:2022年10月18日、19日
場所:ウガンダ共和国 カラモジャ地域 コティド県 コティド準郡およびロキテラエブタウン
対象:社会的脆弱層(チャイルドマザー、シングルマザー、障害者、高齢者、未亡人、HIV/AIDS患者、最貧困層 など)163世帯
物資:メイズ、豆、食用油、塩、小魚の5点セット
詳細な報告・写真等:https://www.terra-r.jp/blog/20221026.html
○ 認定NPO法人テラ・ルネッサンス
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