プレスリリース/「タイ国際ボランティア財団」の経営に参画 タイでの政策提言や平和教育、若者支援への取り組みを実施することに 薬物関連受刑者を親にもつ子どもへ奨学金を11月7日に供与
2022年11月15日
テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現」を目指し、世界9か国で活動しています。2001年の設立以来、アフリカやアジアで紛争被害者の自立支援を行い、また国内においては、平和の担い手を育むために延べ21万人に対して講演を通じて、平和の大切さや、平和な世界をつくるための方法を伝えてきました。
多くの国際機関が拠点を構え、ASEAN諸国の中核を担うタイ王国において、政策提言や平和の担い手を育む(平和教育・人財育成)ことを目的に、同国での活動展開を模索してきました。そんな折、同国で「タイ国際ボランティア財団」(以下、同財団)を運営する「認定NPO法人IV-JAPAN」(以下、IV-JAPAN)代表の富永幸子氏に、その目的に共感いただき、テラ・ルネッサンスが同財団の経営に参画することになりました。2022年8月10日の理事会にて、テラ・ルネッサンス職員4名が理事に就任。今後は、同財団を通じて、テラ・ルネサンスの経験を活かし、国際機関等への政策提言や平和の担い手を育むための教育事業を展開する予定です。
同時に、同財団が旧来実施していたタイ国内での若者支援も継続します。まずはIV-JAPANと協働で、ピブーンソンクラーム財団を通じて、薬物関連の受刑者を親にもつ子どもたちへ奨学金提供を11月7日(月)に行いました。この活動は、同財団創設者の冨永幸子氏によって長年続けられてきた活動です。タイでは麻薬問題の解決が選挙政策に掲げられるほど、深刻な社会問題の一つとして考えられています。今後も同財団として、平和の担い手を育む一環として、貧困等の課題を抱えたタイ国内の若者への支援にも積極的に取り組んでいきます。
日本のNPOが海外において財団を設立し、さらに他の日本のNPOが経営参画する事例は珍しく、持続可能な開発目標(SDGs)ゴール17「パートナーシップ」を体現する事例として注目を集めています。
○ 認定NPO法人テラ・ルネッサンス
〇 タイ国際ボランティア財団について
〇認定NPO法人IV-JAPANについて
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